今年はウルトラマン50周年、ウルトラマンティガ20周年とのことだったので、
ティガ目当てに行ってきました。

ウルトラマンエックスの劇場版です。

・おはなし
はるか昔に、地獄が封じられたと伝えられるバラジ遺跡。
その遺跡の謎に挑んだトレジャーハンターで動画配信者の男・カルロス黒崎がカギとなる要石を持ち去ってしまい、遺跡から大怪獣・ザイゴーグが復活。
人々を守るべくウルトラマンエックスが立ち向かうも、劇中で数多くの強敵を倒してきたパワーアップ形態・エクシードXの力すら全く歯が立たず敗北。
さらに、ダメージの余波で主人公・大地も変身(ユナイト)できなくなってしまう。

大地は遺跡で出会った考古学者のツカサ、そして共に戦ってきたXioチームの仲間たちと一緒にザイゴーグを食い止めるべく作戦を立てていく、という王道な感じ。

・よかったところ

☆ウルトラマンティガへの愛のあるオマージュ
考古学者のツカサを演じるのは「ティガ」のヒロイン、レナさんの人。

エックスの世界にもティガの石造とピラミッドがある。

ツカサが女性の副隊長を隊長と間違える(「ティガ」のチーム、GUTSの隊長は女性)

近年の客演でてんで見せなかったパワータイプ、スカイタイプの登場。

戦闘時のBGMは当時のアレンジ。去年の再録に加え、新録された別ver.も登場。

不覚にも泣いてしまった。

☆初代ウルトラマン
人が人を想う力によって赤い玉から現れた始まりの巨人。

エックス、ティガと並ぶと地味シンプルな出で立ちと能力ではあるが、
そんなことが全部吹き飛んでしまうほどの圧倒的存在感。

声、カラータイマー音は当時のままで、戦闘時のBGMは当時の物のアレンジ。

言葉で語らず大胸筋で語る姿はまさに正義のヒーロー。

☆怪獣
ザイゴーグが理屈抜きで、とにかく強い。
ウルトラマンエックスを叩きのめし、Xioチームの防衛線も次々に破っていく。
言葉を話さず、ただ圧倒的な力で破壊を進めるところが怪獣らしい。

またザイゴーグは背中のトゲから分身となる怪獣を生み出す能力もあるのですが、
そのお供怪獣がかつて初代マンと戦ったアントラーと、ティガと戦ったゴルザ。

今回アントラーはティガと、ゴルザは初代マンと戦うのですが、
どちらも新能力で2人のウルトラマンと互角に渡り合います。さすがです。

☆Xioチーム
敵が言葉を話さない怪獣なので、この人たちの活躍がストーリーを動かしていきます。
「ウルトラマンと共闘して敵に立ち向かう人間」という展開が大好きなのですが、
最近の映画ではかなり久しぶりの展開だったので素直に嬉しいです。

☆考古学者・ツカサ
彼女にはいつも現場で母の背中を追う息子、ユウトがいるのですが、
この親子の繋がりがザイゴーグ打倒のキーになりました。

こういうストレートな親子愛は……あかん……(落涙)

☆カルロス黒崎
古代のロマンを追い求めるトレジャーハンターではあるのですが、
困ったことに彼は欲しいもののためには手段を選ばないタイプの方でした。
「ルギア爆誕」のジラルダンが近いかもしれないですね。

ただビルの倒壊に巻き込まれたツカサを見捨てずに助けようとしたところ、
最後自分の所有ビルがザイゴーグに破壊されても、懲りずに新たな宝を探しに行こうとしていたところなど、決定的なクソ野郎というわけでもないのはよかったです。

ちなみに演じてた人は「ダイナ」で金星に雪を降らせる夢を追う研究者でした。

☆総評
ウルトラマン、怪獣、ド派手なアクション、爆発、
どれかが好きなら四の五の言わずに見て感動すればいいと思います。


ぼくはティガが好きです。

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