WCS2016からの環境変化を考察してみる
2016年10月4日 ポケモンカードゲーム コメント (2)*カリン
言わずもがな、よるのこうしんとビークインへの抑止力。
ただし1発ぽっきりでは行進相手だとパズル、ミロカロスなどでうまくいなされがち。ビークインを相手にしても、相方のサブアタッカー次第では絶対的有利に持ち込めるとは言いきれない。
採用が多いのはディスペアーレイ、WTBだろうか。
ディスペアーレイはこっちから気軽に打ちやすく、WTBはガマゲロゲ、グレイシアなどと合わせれば行進、ビークインどちらにも盤面をひっくり返しやすい。
*ボーマンダex
白レック、ボルケニオン、WTBなど、exを並べなくてはいけないデッキの目の上のたんこぶ。
シェイミ展開の抑制ができる上に、相手がexを出さずとも非exを牽制できるドラゴンストライクや無理なく採用できるカオスウィール、ドラゴンロードでにげる0にできると隙がない。
これの登場で多少なりともフェアリー(ゼルネアスBREAK、ディスペアーレイ)が見直されつつある、気がする。
*マギアナex
世界大会以後ちょくちょく見かけるようになった。
白レックがカリンと合わせて帰ってきた。
ダブルドラゴンエネルギーにも効くので、妨害役としてのジラーチが働きにくくなったためか、ゲッコウガの姿を見ることが減った、気がする。
*デッキの変化
-よるのこうしん
最大手だったものの、カリンを打たれたあとのリカバリー(併用されるであろうグッズロックの罠をかいくぐって)まで考えなくてはいけなくなった。
もちろん、カリンの存在で行進はいないだろうと踏んでデッキを組むプレイヤーもいるだろうし、存在は常に意識しておかないとまずいのは確か。
-オーロットBREAK派生
行進が少なくなると言う読みをすると意識はグッズロック対策に向くと思われるので、じゃんけんに勝たないと勝ち残るのは厳しいと思われる。
後1からひっくり返すとなれば、エネ破壊型のオーロットが出てくるだろうか。
-ラフレシア派生
オーロットより対策がしにくいグッズロック。
不安定だがハマったときの制圧力は非常に高いので、勝ち残りやすいデッキだと思われる。
海外で結果を残したレインボーエネ&ニンジャボーイバレット、おなじみのジガルデexなど。
-ビークイン派生
カリンで終盤のワンパンに期待しにくくなったのと、ボルケニオンのパワーヒーターでどいつもこいつもワンパンされるのが非常にしんどくなった。
もちろん減った読みで対策を薄くしてるデッキも多いので闘えないほどではないと思われる。
おなじみのゾロアーク、草タイプでカリン受けても安定して弱点つけるメガヤンマ、1ターン目であらゆる反撃を潰しにかかるラフレシアなど。
-メガヤンマ
雷弱点で70-110-140とどの段階でもワンパンされにくいため、弱点のポケモンには大きな脅威。
特性を潰されたところでにげる0なので、サブアタッカーとして非常にいやらしいポケモン。
-白レック
行進が少なくなる、となれば真っ先に顔を出すこのデッキ。マギアナ入りにしてスターダストでテンポ落とさない型をよく見るようになった。
予選で有象無象を蹴散らすには充分なものの、ギラティナexとボーマンダexにあっさりカウンターされるので取り扱いには注意。
-ディスペアーレイ
似たような回し方の白レックと違うのは後ろが引っ張られる可能性がほぼないこと。
勝てないだろう相手にも先攻取ってオカルトマニアの連打をすれば強引に勝てる可能性を作れるので、中打点デッキ同士の対戦では有利を取りやすい。
でもワンパンしてくるデッキは基本厳しい。
-ボルケニオン
パワーヒーター、ばくねつほう、ボルカニックヒートであらゆるHPのポケモンと打ち合いができるため勝てないデッキが少ないのが魅力。
一定数いる故に弱点の草、鋼のデッキに対して大きな抑止力となっている(ビークイン、ジュカイン、ゲノセクトなど、パワーヒーターだけで致命傷)
ゲッコウガにも回り次第では勝てないこともないため、真に怖いのはWTBくらいか。
-ギラダーク
元々何が相手でもそこそこ戦えるデッキだったが、ボーマンダexの登場でexワンパンに入れるターンが早くなり、依然として強力なデッキ。
ただし増え気味のフェアリーが辛い。
ディスペアーレイならギラティナがエネ置き場になってくれるのでエネ貯めきれれば勝てるが、ゼルネアスBREAKやレインボーフォースはかなーりキツい。
-ゼルネアスBREAK
ギラダークに比べ速度は落ちるが、貯めるエネの色は問わないのでタッチの幅が広め。ポケモンさえ並べばグッズロックにも比較的強め。
無色型だとガマゲロゲやルギアなどニコタマ1枚から動けるポケモンを採用できたり、Ωバリアレジロックで確実にエネ貯めたりできる。
ドラゴン型だと機動性は落ちるが、ボーマンダexやギラティナexなどの動かした時の制圧力が非常に高くなる。
ゼルネアスBREAKのHPが150と最近の環境では見ない打点で、非exなのにワンパンされにくいため、意識しておく価値は十二分にある。
-レインボーフォース
デュアルタイプの登場でexワンパンが非常にやりやすくなったのと、似たようなデッキの白レックに対して刺さる対策が刺さりにくいため、後続が続けばほぼ無敵のデッキではないだろうか。
非ex同士の打ち合いには弱いが……
-WTB
ボルケニオンに対して明確に有利、白レックにもグッズロックと控えのアタッカーで難しいプレイングを強制させ、天敵のビークインもカリンとボルケニオンで下火とあれば間違いなくどこかで出会うデッキの1つだろう。
ボーマンダex擁するギラダーク、ゼルネアスBREAKといったエネプール型大ダメージのデッキに対しては火力負けするケースが多いので、何かしら対策しておきたい。
-ゲッコウガ
マギアナexの煽りでジラーチが壁になりづらくなったことは逆風だが、スターミーやファイアローなどこちらのサポートをしてくれる輩が増えたのも事実。
天敵のメガジュカインがほぼ絶滅したのと、ミラー対戦の数も恐らく減る可能性が高いので、握る選択肢は十二分にありかと思われる。
特性ロックの流行り次第。
-ジガルデexメレシー
弱点の草が比較的下火なので戦いやすくなった。
ラフレシア型にしてもオクタン型にしても、ジガルデやメレシーを叩くのに大量のリソース消費を強要させるため、殴り勝ちだけでなく山切れも狙えるいやらしいデッキ。
もちろんワンパンデッキも未だに存在するので、うまく妨害を絡めないとあっさり負けるので注意。
-ゲンシグラードン
グッズロックがさして怖くないのと、ポケモンレンジャーの登場であらゆる敵を粉砕できるようになったので、環境がexに寄れば寄るほど強烈な台風の目になるんじゃないでしょうか。
弱点で怖いのはメガヤンマくらい。
-ドータクン派生
ボルケニオンの発生で鋼単色で戦うのは厳しくなったため、見かけることがあるとすればガマゲロゲexを無理なく採用できるニコタマで動く型のドータクンになるかと思われる。
exと非exを同時に見れる上に非常に硬いルギアBREAK、ドラゴンと白レックを同時に見れるピッピ、大概の非exにとことん刺さるギルガルドexなど。
スターダストとゲッコウガの合わせが辛いが、幸い150出せるポケモンがそこそこいるのでハチマキをうまく噛ませたい。
すべてのデッキを対策するのは無理だけれども、逆に、こいつにだけは絶対勝つって意識で構築したほうが勝ちやすい環境なのではないでしょうか。
言わずもがな、よるのこうしんとビークインへの抑止力。
ただし1発ぽっきりでは行進相手だとパズル、ミロカロスなどでうまくいなされがち。ビークインを相手にしても、相方のサブアタッカー次第では絶対的有利に持ち込めるとは言いきれない。
採用が多いのはディスペアーレイ、WTBだろうか。
ディスペアーレイはこっちから気軽に打ちやすく、WTBはガマゲロゲ、グレイシアなどと合わせれば行進、ビークインどちらにも盤面をひっくり返しやすい。
*ボーマンダex
白レック、ボルケニオン、WTBなど、exを並べなくてはいけないデッキの目の上のたんこぶ。
シェイミ展開の抑制ができる上に、相手がexを出さずとも非exを牽制できるドラゴンストライクや無理なく採用できるカオスウィール、ドラゴンロードでにげる0にできると隙がない。
これの登場で多少なりともフェアリー(ゼルネアスBREAK、ディスペアーレイ)が見直されつつある、気がする。
*マギアナex
世界大会以後ちょくちょく見かけるようになった。
白レックがカリンと合わせて帰ってきた。
ダブルドラゴンエネルギーにも効くので、妨害役としてのジラーチが働きにくくなったためか、ゲッコウガの姿を見ることが減った、気がする。
*デッキの変化
-よるのこうしん
最大手だったものの、カリンを打たれたあとのリカバリー(併用されるであろうグッズロックの罠をかいくぐって)まで考えなくてはいけなくなった。
もちろん、カリンの存在で行進はいないだろうと踏んでデッキを組むプレイヤーもいるだろうし、存在は常に意識しておかないとまずいのは確か。
-オーロットBREAK派生
行進が少なくなると言う読みをすると意識はグッズロック対策に向くと思われるので、じゃんけんに勝たないと勝ち残るのは厳しいと思われる。
後1からひっくり返すとなれば、エネ破壊型のオーロットが出てくるだろうか。
-ラフレシア派生
オーロットより対策がしにくいグッズロック。
不安定だがハマったときの制圧力は非常に高いので、勝ち残りやすいデッキだと思われる。
海外で結果を残したレインボーエネ&ニンジャボーイバレット、おなじみのジガルデexなど。
-ビークイン派生
カリンで終盤のワンパンに期待しにくくなったのと、ボルケニオンのパワーヒーターでどいつもこいつもワンパンされるのが非常にしんどくなった。
もちろん減った読みで対策を薄くしてるデッキも多いので闘えないほどではないと思われる。
おなじみのゾロアーク、草タイプでカリン受けても安定して弱点つけるメガヤンマ、1ターン目であらゆる反撃を潰しにかかるラフレシアなど。
-メガヤンマ
雷弱点で70-110-140とどの段階でもワンパンされにくいため、弱点のポケモンには大きな脅威。
特性を潰されたところでにげる0なので、サブアタッカーとして非常にいやらしいポケモン。
-白レック
行進が少なくなる、となれば真っ先に顔を出すこのデッキ。マギアナ入りにしてスターダストでテンポ落とさない型をよく見るようになった。
予選で有象無象を蹴散らすには充分なものの、ギラティナexとボーマンダexにあっさりカウンターされるので取り扱いには注意。
-ディスペアーレイ
似たような回し方の白レックと違うのは後ろが引っ張られる可能性がほぼないこと。
勝てないだろう相手にも先攻取ってオカルトマニアの連打をすれば強引に勝てる可能性を作れるので、中打点デッキ同士の対戦では有利を取りやすい。
でもワンパンしてくるデッキは基本厳しい。
-ボルケニオン
パワーヒーター、ばくねつほう、ボルカニックヒートであらゆるHPのポケモンと打ち合いができるため勝てないデッキが少ないのが魅力。
一定数いる故に弱点の草、鋼のデッキに対して大きな抑止力となっている(ビークイン、ジュカイン、ゲノセクトなど、パワーヒーターだけで致命傷)
ゲッコウガにも回り次第では勝てないこともないため、真に怖いのはWTBくらいか。
-ギラダーク
元々何が相手でもそこそこ戦えるデッキだったが、ボーマンダexの登場でexワンパンに入れるターンが早くなり、依然として強力なデッキ。
ただし増え気味のフェアリーが辛い。
ディスペアーレイならギラティナがエネ置き場になってくれるのでエネ貯めきれれば勝てるが、ゼルネアスBREAKやレインボーフォースはかなーりキツい。
-ゼルネアスBREAK
ギラダークに比べ速度は落ちるが、貯めるエネの色は問わないのでタッチの幅が広め。ポケモンさえ並べばグッズロックにも比較的強め。
無色型だとガマゲロゲやルギアなどニコタマ1枚から動けるポケモンを採用できたり、Ωバリアレジロックで確実にエネ貯めたりできる。
ドラゴン型だと機動性は落ちるが、ボーマンダexやギラティナexなどの動かした時の制圧力が非常に高くなる。
ゼルネアスBREAKのHPが150と最近の環境では見ない打点で、非exなのにワンパンされにくいため、意識しておく価値は十二分にある。
-レインボーフォース
デュアルタイプの登場でexワンパンが非常にやりやすくなったのと、似たようなデッキの白レックに対して刺さる対策が刺さりにくいため、後続が続けばほぼ無敵のデッキではないだろうか。
非ex同士の打ち合いには弱いが……
-WTB
ボルケニオンに対して明確に有利、白レックにもグッズロックと控えのアタッカーで難しいプレイングを強制させ、天敵のビークインもカリンとボルケニオンで下火とあれば間違いなくどこかで出会うデッキの1つだろう。
ボーマンダex擁するギラダーク、ゼルネアスBREAKといったエネプール型大ダメージのデッキに対しては火力負けするケースが多いので、何かしら対策しておきたい。
-ゲッコウガ
マギアナexの煽りでジラーチが壁になりづらくなったことは逆風だが、スターミーやファイアローなどこちらのサポートをしてくれる輩が増えたのも事実。
天敵のメガジュカインがほぼ絶滅したのと、ミラー対戦の数も恐らく減る可能性が高いので、握る選択肢は十二分にありかと思われる。
特性ロックの流行り次第。
-ジガルデexメレシー
弱点の草が比較的下火なので戦いやすくなった。
ラフレシア型にしてもオクタン型にしても、ジガルデやメレシーを叩くのに大量のリソース消費を強要させるため、殴り勝ちだけでなく山切れも狙えるいやらしいデッキ。
もちろんワンパンデッキも未だに存在するので、うまく妨害を絡めないとあっさり負けるので注意。
-ゲンシグラードン
グッズロックがさして怖くないのと、ポケモンレンジャーの登場であらゆる敵を粉砕できるようになったので、環境がexに寄れば寄るほど強烈な台風の目になるんじゃないでしょうか。
弱点で怖いのはメガヤンマくらい。
-ドータクン派生
ボルケニオンの発生で鋼単色で戦うのは厳しくなったため、見かけることがあるとすればガマゲロゲexを無理なく採用できるニコタマで動く型のドータクンになるかと思われる。
exと非exを同時に見れる上に非常に硬いルギアBREAK、ドラゴンと白レックを同時に見れるピッピ、大概の非exにとことん刺さるギルガルドexなど。
スターダストとゲッコウガの合わせが辛いが、幸い150出せるポケモンがそこそこいるのでハチマキをうまく噛ませたい。
すべてのデッキを対策するのは無理だけれども、逆に、こいつにだけは絶対勝つって意識で構築したほうが勝ちやすい環境なのではないでしょうか。
コメント
はじめまして。トイと申します。
環境考察の記事、大変参考にさせていただきました。
リンクさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
いろいろおかしなところもあると思うのでここからトイさんなりに気づくことがあればぜひ活かしていただければ幸いです。
リンクこちらもいただきます。